2017.12.03
ピアノの教本といえば
「バイエル」が浮かぶ方が多いと思います。
(バイエルは、人名です。
フェルナンド・バイエル、
ドイツの作曲家・ピアニスト)
ピアノ練習の初歩として、
また幼稚園、小学校の教論試験に使われる等、
よく使われている教本ですが、
ピアノ教育では、賛否両論です。
理由としては、
バイエルの中盤になるまで、
左右の音をト音記号で読むので、
いざ、左がヘ音記号の大譜表になると、
譜読みでつまづきやすくなる。
右がメロディー、左が伴奏の曲ばかりで、
曲のバラエティーに乏しい。
あと、うちの生徒さん達が言うことですが、
「題名がないから曲じゃない。」(苦笑)
バイエルは題名がなく、
106番までの曲番号になっているため、
練習曲的に感じるのでしょう。
音も多いため、
パッと見た感じ難しそうに見えるようですが、
弾いてみると意外と弾けるので、
弾けてくると楽しくなるみたいです。
しかし、
バイエルには良いところがたくさんあります。
まず、
右がメロディー、左が伴奏の曲が多い点ですが、
バイエルを使用しなくても、
最終的にソナチネやソナタを弾くようになると思いますが、
ソナチネやソナタは、
右がメロディー、左が伴奏の曲なのです。
ソナチネやソナタを弾くためにバイエルで練習しておくのです。
それに、左の伴奏形を身体で覚え込むと、
楽譜で伴奏形を見たら手が自然に動くので、
譜読みが楽になりますし、
たいがいの童謡や子供の曲に楽譜なしで
簡単な伴奏をつけれます。
この伴奏をつける能力は、
幼稚園教諭を目指す人には、かなり役に立ちます。
あと、左手を動かす練習になります。
左手は慣れるまで動かしにくいので、
練習曲で常に動かすことが必要だと思います。
今は、色々な出版社からバイエルがでていて、
大譜表に書き直してあるバイエルもあるので、
それを使えば、
譜読みでつまづく問題も解決です♪
「ピアノどりーむ」の作曲者・田丸信明先生は、
「ピアノどりーむは、バイエルを併用すると効果的」と言われています。
バイエルとピアノどりーむ、
どちらも子供らしい、
ほっとする曲ばかりです。
その年齢に合う教本を使用して、
子供らしい感性を磨いてほしいと思います。
今回は、バイエルに焦点を当てましたが、
どの教本でも、
その教本の持ち味を活かしたレッスンしていきたい思います♪♪♪
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