2023.01.02
新しい年が始まりました。
今年は年明けから一気に発表会モードに入っていきます。
構想もいろいろ固まってきました。
帰省した折、昔の生徒さんのお母さまとお話しをする機会がありました。
発表会でお父さまにフルートを吹いてもらってご家族で「月の砂漠」を演奏されたこと、Mちゃんが「夏バテの犬」というユニークな感性を持つ彼女ならではの曲を作ったことなど懐かしいとお話しをしてくださって一気に記憶が蘇ってきました。
そしてピアノ教室は文化でしたとも言ってくださったのです。
まだ駆け出しで独身でもあった私は理念も人を育てるという視点もないまま、自分の指導力は棚に上げて「何で練習してこないの」とか平気で言っていました。
恐ろしいことです。
その頃の生徒さんには本当に申し訳なく、謝りたいけど合わせる顔がないと思っていました。
でもその頃もご家族を巻き込んで発表会をしていたこと、曲を作るテキストも知識もないのに感性のまま作ってもらっていたことも思い出しました。
そして文化だったと思ってくださっていたことがとても嬉しく感じました。
田舎の何もないところだったからでしょうが、ピアノ教室は街の文化を担うところでもあるのかもしれません。
今はどうでしょう。そんな存在になれているでしょうか。
未熟であることは相変わらずですが、今年も生徒の皆さんと一緒に音楽を追求し、居心地のよい場所、そして文化となれるよう努めていきたいと思います。
さあ、また楽しく始めましょう。
今年もよろしくお願い致します。