2020.10.23
「一緒に連弾しようよ」とここ最近何人かの先生方にお声をかけてもらってとても嬉しく思っています。
連弾はとても勉強になるのです。自分の音だけでなく相手の音を聴いてどう反応するかがなかなか難しいのですが心が触れ合ったと思える瞬間がとても楽しいのです。
また、演奏スタイルが全然違うのに合うと思えることがあってとても不思議です。
そしていろんな演奏を聴かせてもらうことによって「あなたはそう弾くんだね」「私はこう感じるよ」といい悪いの比較ではなく思えるようになったことに安らぎを感じます。
今日は「時の旅勉強会」で最終曲「母の胸に」のクリニックでした。全員樹原涼子先生と連弾していただきアドバイスをいただきました。樹原先生に連弾していただくと曲の骨格が立ち上がるようで響きあえて幸せです。
そしてソーシャルディスタンスを保つため(連弾ですから)長らく休止していた勉強会で久しぶりにお会いした皆さんの演奏を聴けるのがことさら嬉しく感じました。
その後そのままカワイ表参道のホールをお借りして練習したのですが素敵なピアノの響きもあり、久しぶりでも樹原門下で同じ方向を向いて勉強している先生方なので最初から気持ちよく合わせられるのです。素敵だと思える価値観が一緒ですからね。
一緒に弾くとその人のことがよく分かるのは生徒さんも同じです。だって演奏にはよくも悪くもその人が出ます。その人そのものだからです。
だから内面を磨くのですね。
誰かと会話するように弾いてみてください。お話するより分かり合えるかもしれません。