2020.07.15
コロナで延び延びになっていたセミナーが6月29日に開かれました。ずっと待っていた會田瑞樹さんです。
演奏会では演奏や曲の成り立ちを聴くことはあってもなかなかご自身のことや打楽器のことについて伺う機会はありません。
打楽器と一括りに言ってもいわゆる太鼓などの皮もの、マリンバなどの木製のもの、ビブラフォンやシンバルなどの鉄製のものと大きく3種類あることが分かりました。それ以外にはプラスチックや天然の石など曲によっては叩くこともあるそうです。
ヴィブラフォンってペダルであの独特の浮遊感をコントロールしているのだとばかり思っていたのですが、なんとコンセントがついていて音板の下にある扇風機⁉︎を回すことができるんですね。
その速度も調節できるそう。全然知りませんでした。
一つ打ちを実演してくださったりバイオリンの曲を編曲したものやミヨーのコンチェルト、ご自身が作曲されていづみこ先生がピアノでなんと會田さんが語りの世界初演の「親指太郎とダチョウ」まで盛り沢山でした。
お二人の巧みな話術にグイグイ引き込まれ、また演奏に心奪われました。
ものすごくソーシャルディスタンスを保って行われましたが、コロナ禍で自粛以来久々のお客さんの前での演奏だったそうです。
やっぱり生で聴かないと伝わってこないものがあるけれど難しい時代になったのですね。
YouTubeにもあげられているのでよかったら聴いてみてください。https://youtu.be/Cffn3evkGOM
でも目の前で聴かないと伝わらないものを街のピアノの先生として何をどう伝えていけばいいのか考えさせられる會田瑞樹さんといづみこ先生の素晴らしい演奏でした。