2019.06.03
午前中はクリムト展へ午後からは小原孝リサイタルに行ってきました。クリムトがベートーヴェンに焦点を当てて第九をモチーフに描いた壁画は圧巻でした。レプリカだそうですが迫力充分です。熊川哲也さんも第九に振付をされていましたね。芸術家が与え、受け取るインスピレーションは計り知れないパワーがあってまた次の時代の新しいものができていくのだと目の当たりにしました。でも当時はあまりにも常識から外れていて相当な批判があったようです。
小原孝さんも時代の先端を走ってこられ来年はデビュー30周年だそうです。お話をしながらの演奏スタイルもクラシックのリサイタルでは最初は風当たりが強かったのではないでしょうか。今回は弾き語りフォーユーのスタイルでジャンルを問わずリクエストに応えてくださり、またその素晴らしさに会場は大満足。プログラム最後のボレロはピアノってこんなに鳴るんだと圧倒されました。まるでオーケストラのようにいろんな音が聴こえるんです。これからも新しい時代を切り開いていってくださるよう心から応援しています。