2018.09.11
2学期が始まりましたね。
元気いっぱいの子、
ちょっとお疲れの子、
いろいろです。
でも、どんな子にも、レッスンの最初はこれ!
始まりのご挨拶をしたら、
小さい子はママのお膝に座って、
大きい子は椅子に座って目をつぶって、
コードを聴いてもらいます。
(コードというのは、和音のこと。)
最初はドとミとソを使ったいろんな組み合わせの和音を、ピアノの美しい音色で聴いてもらいます。
そして、最後の響きが消えてなくなるまで、
じっくりと、耳を傾けて、音が空気中に溶けてなくなったら、手を挙げて、目を開けます。
そして、「どんな気持ちだったかな?」と、
その音のイメージを、自分の言葉で説明したり、カードや絵本の会を選んでもらったりします。
みんな、これ好きみたいです♡
わんぱくな3歳の男の子も、
じっとママのお膝で聞いています。
ちょっと疲れてやってきた小学生も、
ここで、きれいなピアノの響きを聴いて、
ほっと一息落ち着いてリフレッシュするみたい。
音が消えてなくなるまでずっと耳を傾ける事は意外と最初はできません。
まだ、聞こえているのに、手をあげちゃう。
でも、慣れてくると、じっと耳をすますようになります。
集中して空気中に広がっていく音を、
「最後の最後まで聞き取るぞ!」という気持ちで、一生懸命耳を傾けます。
そして、その響きにひたって、
いろんなイメージの世界を広げるようになります。
あったかい感じ。
ホッとする感じ。
悲しい感じ。
気持ちわるーい感じ。
不安な感じ。
などなど・・
ピアノが弾けるようになる以前に、
「音を味わえる人」
「音を楽しめる人」
になって欲しいなと思っています。