そらぴあの教室

“ピアノの詩人”ショパンが作曲した
『雨だれの前奏曲』

病弱だったショパンは20代後半の頃
静養を兼ねて
地中海のマジョルカ島に滞在します。

その時は毎日毎日雨が降っていて
彼の病は日に日に悪化し
死の淵をさまようほどでした。
『雨だれ‥‥』はその頃の作品です。

終始たえず連打される(ラ♭)が
降りしきる雨音として表現され
その雨音とともに
そこはかとない優しさと美しさを
感じるメロディーが流れます。

中間部の重苦しい和音の響きは
病から押し寄せてくる恐怖…
暗く…不安な心理を感じます。

そして、最後は穏やかな表情で
静かに…静かな雨音…で終曲します。

今
この『雨だれ‥‥』を
大人のＦさんがレッスンで
取り組んでらっしゃいます。

ご自分で出す音を良く聴きながら
理想の音を目指して
ペダルの踏み方も試行錯誤中！
弾くのが本当に楽しくなってくる頃ですね。

益々“ピアノ愛♡”にあふれるＦさん！
きっと素敵な
『雨だれの前奏曲』になることでしょう♪

楽しみです！(^^)