2014.10.11
御存じの方も多いかと思いますが、テレビ番組で、著名な脳科学者の先生が「習い事はピアノだけでよい!」とおっしゃったことがあり、反響を呼びました。私も以前より、ピアノと脳科学の分野はとても興味深く関心をよせていました。「ピアノと脳科学って何だろう」と思って私なりに調べてみました。
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☆ピアノを弾くことによって
①脳の前頭連合野が構造的に発達することで、HQ「人間性知能」の長期的発達につながる
②脳梁が発達することで、左右の脳のバランスがよくなる
③小脳が発達することで、機能性や知的機能が向上する
④海馬が発達することで、記憶力が向上する
ピアノを弾くことは、他のどんな習い事をするよりもHQが高いようです。
また、発達障害や精神障害にも良い効果が期待でき、また高齢者の脳トレにもとても良いそうです。
では、いったいピアノを弾くときの人間の身体のメカニズムはどのようになっているのでしょうか?
ピアノは、一般的にはスコア「楽譜」を目で見て、拍子・音・リズム・メロディなどあらゆる情報を一時的に脳内に保ち、情報を脳で処理・操作し、理解し、指そして、ペダルを使う曲には足にも指令を出し、指先でコントロールしながら弾き、さらにイメージ通りであるか、響きを耳で確かめて、次の音符を追いかけて「先読みして」弾いていきます。
この場合、もちろん脳で考えているのですが、同時に指に考えさせているのです。
運動機能と学習機能が同時に鍛えられることになります。
また発表会では、長い曲をミスタッチなく完璧に弾くという経験もします。
これは、かなり集中してなくてはできませんから、脳がかなり鍛えられます。
ピアノを習っているお子様は、理数系が強い傾向にあるようです。また、記憶能力が発達していると思います。これは、沢山いろんな曲にふれ、曲を知るために、いろんな要素を考えながら練習に取り組む、 そして、記憶した曲を復習し、弾き続けていくことにより培われていきます。
それから、ピアノを弾くということは、フレーズの終わりに脱力をすることで、筋肉の緊張感をほぐし、いざ勝負事があったとしても、力みすぎず落ち着いて行動する力がつきます。また、発想力豊かに練習を続けていく継続性が身に付くと思います。
それから、、他では鍛えにくい、指先の末梢神経の筋肉を強化します。
ある有名な野球選手はピアノをして指先の抹消神経を鍛えたことで、様々な球種を速く覚えることができたそうです。
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上記のいろいろなことを踏まえるとやはり「ピアノは脳に良い!!」と思います。
ピアノを弾くということは、指先で複雑な運動をすることで、右脳も左脳も沢山使います。これにより脳内のバランス感覚がよくなり、心も穏やかにしてくれます。ピアノは、「脳」にも「心のバランス」にもとても良いのです♡
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