2020.03.29
むかし
親しくしていたママ友から朝9時頃電話がありました。
今から行ってもいい? と。
まだ家事の途中だし、まったりお茶をする時間じゃないけれど、何か普通ではない感じだったので待っていました。
少しすると
いつもとても華やかな彼女がスッピンで現れました。
ひとしきり話を聞いてから私は
「ちょっとそこに座って?」
と言って、ちょうど仕上がったばかりのラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を弾きました。
弾き終わるとなんと彼女は泣いていて、、
「あなたのピアノは何度か聞いたけど初めて感動した。(爆)
私にもピアノを教えて!」
と言いました。
彼女の家のリビングにはステキな木目のグランドピアノがありました。
子供の頃にお父様が買って下さった物だそうですが、弾かないので家具として置いてあったのです。
そしてそれから本当に私の生徒になりました。
もうビックリな展開。
泣き顔でやって来た友人に逆に励まされた出来事となったのでした。
🎵🎵🎵
来月の発表会の為に準備を進めていましたが、延期にしました。
一生懸命に練習して来た生徒ちゃん達。
「我が子の足を引っ張らないように頑張ります!」
と練習に励んで下さったママ達。
この発表会を機に受験態勢に入る高校生。
就職する大学生たち。
節目の発表会となるはずでした。
残念でたまらない。。
この曲を弾いて今度は自分自身を癒そう。
お読み頂きましてありがとうございました。
では又、ごきげんよう。