2018.05.03
これはある大先生のご遺品です。
ご存命なら100歳以上の方です。
その時代楽譜があまり無かったので、芸大では「写譜の時間」と言うものがあったそうです。
楽譜に対する有り難みが伝わって来ますね。
そして印刷された物より、一つ一つの音が持つ意味を深く味わえる気がします。
書き上がった頃には随分暗譜が出来てしまわれたのではないかと想像しています。
実に大変な作業だったと思いますが、もしかしたら当時の芸大生の方たちは、
「明るい所で堂々と写譜が出来るなんて、バッハに比べたら私達は幸せね」
とお話されていたかもしれません。
と言うのも、バッハはお兄さんが楽譜を見せてくれないので、6ヶ月かかって月明かりの下でその楽譜の写譜をしました。
でも最後には見つかってしまって全部没収されたのです。
なんて意地悪なバッハ兄。
しかもそれが元でバッハは失明してしまったのでした。
今は外国版の楽譜も色々と種類があって簡単に買う事ができます。
でも写譜をして弾いていた時代もあったのだ。
という事に思いを馳せて、その有り難みをじっくり感じてみるのも良いかもしれませんね。
今日もお読み頂きましてありがとうございました!
では又、ごきげんよう。