2017.11.22
今日は私の大学時代の話をしますね。
名物教授である小山章三先生は、ある日の授業で小学生が書いたこんな作文を紹介されました。
「僕は水曜日になると自殺したくなります。なぜかと言うとピアノのレッスンがあるからです」
と言うものでした。
そして先生は、
「君たちは、『水曜日になるとスキップをしたくなります』と思ってもらえる様なレッスンをしなければいけない」
そう仰って教壇の端から端まで、本当に楽しそうに手を大きく振り、足を高く上げてスキップされました。
みんなでお腹を抱えて笑いました。
大笑いしながら私は、
「頑張るぞ!」と思った事を鮮明に憶えています。
小山先生の授業は起承転結がはっきりしていてとてもわかりやすい。その上面白い。
何より勇気がりんりん湧いて来る授業で、毎回楽しみでした。
そう言う授業やレッスンをするんだよ、と身を以て教えて下さったんだと思います。
学んだ内容は、本当に我々が大切にしなければならない根っこの部分だったんだなと今しみじみと思います。
偉い先生なのにちっともエラそうじゃなくて、いつもにこやかで温かくて、そして厳しかったです。
お元気でしょうか。
とても懐かしいです。
では又友引の日に、ごきげんよう。