2017.10.31
私は子供の頃バッハインヴェンションに入った時に、
弾きにくい。 難しい。
と感じました。
インヴェンションさえなければピアノは楽しいのに、と思っていました。
生徒たちを私のような子にしない為に、今までもインヴェンションの指導法のセミナーがあれば出かけて行きました。
今年になって受講した4回連続セミナーは目からウロコでした。
内容もさる事ながら、その先生の演奏する音が生き生きとしていて、聴いていてワクワクして来ました。
帰り途で私の頭の中ではずっとインヴェンションが聴こえていて、早く家に帰って弾きたいと思いました。
これだな‼︎
まずキレイな音で弾いてあげる事!
そう言えばバッハに関しては範奏してあげていなかったな。と反省しました。
ついでに山本五十六の言葉も思い出していました。
「やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、誉めてやらねば人は動かじ」
私はその日からインヴェンションの15曲をさらい直しました。
今までこんなにバッハを楽しみながら弾いた事は無かったと思いました。
音程そのものに意味がある。
音符の数には秘密がある。
音型には隠されたメッセージがある。
などなど作品には隠されたヒミツが一杯で、弾きながらまるでポワロかシャーロックホームズになったような気持ちになりました。
以前の生徒たちよ!
バッハをこんなに楽しい教え方してあげていなくてごめりんこ。
最近私は一日の練習をバッハから始めています。
では又友引の日に、ごきげんよう。