2024.09.14
娘が10月に
友人とデュオリサイタルを予定している。
これまでは
生活の拠点としていた東京周辺でのコンサートを行ってきたが
地元での演奏会は初めてとなる。
私も
古い友人や
以前ピアノ教室に来てくださっていた方に
お声をかけさせていただいた。
〝会おうね〟と言いながら
年賀状だけの交流だった友人と
何十年ぶりかで声を聞き合った。
レッスンを離れてから久しいレッスン生も
来てくださる予定だ。
そのなかで、
20年以上も前にレッスンに来てくださっていた
お姉さんのYさんと弟君のKくん。
お姉さんのYさんは
いつもお花畑の真ん中にいる様な
きらきらした表情と豊かな話し方に
レッスンでは
すっかりお花畑に引き込まれてしまっていた。
Yさんが大学生の時
東京のど真ん中で、偶然、
お花屋さんでアルバイトをしていたYさんと会い
ますますお花畑に磨きがかかったような
奥にきらきらをいっぱい溜めた
すてきなお嬢さんになっていた。
でもその時
『虫は全くだめで、一緒に住んでいる弟のKちゃんに取ってもらうの』
と言った言葉に妙に納得したことを覚えている。
そのYさんのお母様から
ピアノを弾かれるご主人様と
今回の演奏会へ来てくださるというお電話をいただいた。
そして
なんと
あのお花畑Yさんが
広大な北海道で動物と一緒のお仕事をしているとのことだった。
私は
『Yちゃんらしくって、なんて素晴らしいんでしょう!』
とお話ししたら
『(私の娘の)Yさんも夢に向かって努力され、実現されたのですね』
と、おっしゃった。
やりたい事とはいえ
知らない土地で
冬の厳しい土地で
生活をしようとする。
きっと
沢山、沢山の〝大変〟があったことでしょう。
それを遠くから
見て、応援していらしたご両親。
自分の人生を頑張っている若い人達に
〝夢を追っかけているっていいね〟
と話してくださること。
ゆっくりと穏やかにお話しされるお母様の言葉に
心が広々と透明になっていくようでした。
今回
娘のコンサートに
それぞれのお忙しい日程のなかで
たくさんの方が
足を運んでくださるようです。
皆様の温かなお心に
娘は
音楽で
お返しできたらと思っています。