2024.09.10
30人のレッスン生が
1週間のなかで、来てくださる。
『ただピアノを弾き、帰っていかれる』
という方は少ない。
心温まること
驚くほど、私が感動すること
生き方を教えられること
を、置いていってくれる。
それはまるで
玉手箱のよう。
その1
我が教室では
一曲完成した時に
録画してご家族のラインに送っている。
姉妹で1時間レッスンにやってくる〝ダブルMちゃん〟
いつもお父さんが一緒に来てくれて
待ってるお子さんのドリルなどを見ててくださる。
『さー録画だね❣️』
というと
どちらも、お父さんの所に駆けつけて行き、
ギュッと
お父さんに抱きつく。
時間にしてほんの何秒か。
〝お父さんパワー〟を充分貰うと
安心してピアノの所へに戻って来て
毎回
これまでで一番パワーのある演奏をする。
この光景に
私は〝しあわせ〟時間を戴いている。
本当に幸せなお子さん達。
そして
もっとも幸せなのは
お父さんかも!
その2
小3のYさん
ツバ付き帽子が似合う🧢爽やか女子。
レッスン室で会う前後のレッスン生に
自分から
〝こんにちは〟
と声をかける。
その何気ない声のかけ方が
スマートで実に清々しい。
ある日
レッスン中の2冊の本
Yさんがバックから取り出したら、
練習中のところで2冊が合わさっていたので
『練習してきたね!』
と声をかけたら
『当然でしょ!』
と返ってきた。
お父さんからのラインには
『一応毎日練習しています。生意気な子ですいません』と。
『とってもすてきなお子さんですよ』
と返信した。
昨日のレッスンでは
小さな声で
『来週デイズニーランドに行くの。始めてなの』
『いっぱい調べて、乗るの決めたの!』
と教えてくれた。
心の透明なお子さんなのだ。
その3
レッスン室の窓🪟から
『レッスンにやってくる人』
そして
『帰っていく人』
の姿を見ることができる。
中学生のEさん、Rさん
高校生のAさん
3人共に
レッスンに来てくれてから
6年以上なるが
これまで、毎回
6年間抜けることなく
帰っていく時に
その窓の方に顔を向けて
私を探して
それぞれの振り方で
手を振ってくれる。
いわゆる
〝バイバーイ〟
だから私は
玄関で送ったら
急いでレッスン室に戻り
窓を見る。
言葉は聞こえないけれど
3人3様の表情と笑顔に
心が温かくなる。
このお子さん達とたった今過ごした時間に
感謝したくなる。
そして
その温かな笑顔に
〝⚪︎⚪︎ちゃん
明日もその笑顔の様な良い日になる様に〟と
願わずにはいられない。
今日も
子供達の持ってくる箱の蓋を開けると
宝のような心を奪われる事に出会えることだろう。
この仕事に 感謝。