わくわくおんがくのひろば

あの『発表会』から
あっという間に1ヶ月が過ぎました。

〝発表会〟には
いろんな意見や考えがあります。
⭐️普段の練習が遅れる
⭐️間違ったら自信をなくす
⭐️その他

当然なので
我が教室の参加は自由です。
でもほぼ95％の参加率です。

マイナス面を補うだけのことがあるように・・・
と願いながら
企画し、レッスンをし、
本番までたくさんの難題をクリアしていきます。

今〝発表会〟を終えて
ほぼ2回のレッスンを終えての現実は・・・

⭐️の一つ目についてのこと

どのレッスン生も
発表会前の教則本の続きを開始しましたが
その曲が
どのレッスン生も
『簡単すぎ〜❣️』であることに
改めて驚きました。
『発表会の曲』は
今の力ではちょっと難しいだろうというレベルの曲に
挑戦した結果でしょう。

⭐️二つ目についてのこと

中学1年生になったRさん
今年の発表会の曲は自分で選んだ曲。
私はちょっとだけそれに似た曲で
ちょっとだけ簡単な曲を勧めたけれど
Rさんは
弾きたい曲で練習開始。
でも、でも、
ピアノを辞めたいと思うほどに！
なかなか出来上がらなかった。

発表会直前
突然
Rさんならではの〝音楽性たっぷり〟
の演奏になった。

当日
息を呑むような
張り詰めた緊張の中に
これまでの想いががっちり詰まった
熱演が最後まで途切れることなく
会場に響いていた。

発表会後のレッスンで
帰る際に
Rさんは
『先生、私、去年の発表会を乗り越えられた』
と伝えてくれました。

Rさんは
去年の発表会で
途中の部分をすっぽり抜かしてしまい、
弾いた後に涙が止まりませんでした。

中学生という年齢だから
今年の発表会での不安や恐怖は
計り知れないほどあったことでしょう。

自分の練習で
過去の大変だったことを
〝できた〟に変えたRさん。

私は
Rさんの言葉を聞いて
〝発表会〟をやって良かったなあと。
そして
Rさんから
なによりも嬉しいプレゼントをもらえました。

次回、
こんな宝物をご紹介いたします🎁