2022.08.01
年長さんと1年生のMちゃん姉妹(同じ頭文字)のレッスンは、
待っているほうのMちゃんの課題を
お父さんが傍で
見ててくださっている。
『見てる』というより
『視てる』『看てる』❓に近い。
お父さんは
ばりばりピアノを弾かれし、
音楽全般をご存知。
いつもMちゃん姉妹の家での練習を
落ちなく、教えててくださっている。
お子さん達の細かな面倒も
スペシャルにこなされている。
したがって、
私が準備している課題を
〝さあー始めようか❣️〟
と、
にこにこ顔で
Mちゃん達と一緒に楽しんでくださっている。
楽典のプリントでは
上手にヒントを出してくださったり、
お父さんが分からないところは、
一緒に悩んでくださったり。
さて今回のレッスンは
ご都合で
〝お母さん〟が送り迎えでした。
(事前にお父さんからご連絡済み)
玄関に現れたお3人さん。
お母さんが
「今日は私なので、よろしくお願い致します」
そしたら
お姉さんのMちゃんが
「ママ入っていいよ」
続いて
妹のMちゃんも
「ママ入っていいんだよ」
慣れないお母さんを
もうベテランの自分達が
案内してあげようということでした。
「ママ上がっていいんだよ」
「ママこっちだよ」
おふたりの気遣い?が続きます。
私は
〝ママが一緒で今日はちょっと甘えるかなあ〟
と思ったりしましたが、
全く反対でした。
今日は慣れないママを守らなくっちゃ!
ママにやり方を教えてあげなくっちゃ!
そんなMちゃん達の気持ちが
いっぱい、いっぱい溢れていました。
ふと見たら、
お姉さんのMちゃんが、
先々週にやった『ミッキーさんのカード置き言葉ゲーム』を
自分が先生になって
お母さんに問題を出しているではありませんか‼️
お母さんはにこにこ顔で
「むずかしいなあ」と言いながら
答えていました。
なんて温かくって
微笑ましい風景でしょう。
たった6才7才なのに、
『今』を
心でキャッチして
『自分にできること』
『大事な人を守ること』を
瞬時にやっている。
こどもの世界。
おとなができなくなっている大切な事を
時々
こども達は
ささっと
やってしまうことに出会う。
きっと
Mちゃん達のパパとママが
家の中で
そうやっているのだろうな。
お母さんが帰りに
「今日はこれから、こども達、注射💉なのです」
私は思わず
「怖かったらいっぱい泣くといいよ。
そうすると痛くない感じがするよ」
後日、お父さんからのメールに
「お姉ちゃんが大泣きでした(笑)」
あれあれ!
真面目なMちゃん
ここまで私の言うこと守っちゃたのかな⁉️
どこまでも
想像の超えた可能性を秘めた〝子どもたち〟
大切に、
大事に、しなければと思っている。