2022.05.31
1年生のYちゃんのこと。
先々週、玄関で
「ほら、先生が待っているから入ろうね」
というお父さんの声。
戸を開けると、
いつも元気なYちゃんが
お父さんの足に顔をうずめて
シクシク泣いている。
はて❓はて❓
私の頭は
一気に
先週のレッスンを思い出す!
先週は、
バーナムを約束より3曲も多く弾いてきて、びっくりしたし、
2度3度5度6度も
スラスラ〜って出来たよなあ•••
と思っていると、
お父さんが
「今日は何か朝から調子が悪くって•••」
お父さんも原因が分からない様子•••
そんなら、まあ、
入って•入って❣️ということで、
レッスン室で
2言3言話すうち、いつものYちゃんになり、
歌って、弾いて、
大好きな『間違い探し』を張り切ってやっていました。
次の週、
レッスン後に車に乗る時、
小さな側溝に足をつまづき、
「ウワー😭」
「あらあら😆」
と笑っているお母さんにしがみついて
いっぱい、いっぱい泣いていました。
羨ましい光景でした。
歯医者に行ったというHちゃん。
「泣きたかったけど、泣かなかったよ」
私が
「いっぱい泣いてもいいんだよ。
泣くとちょっと痛くないかも」
Hちゃんが
「先生泣いたら歯の治療できないよ」
そっかー
2人で大笑いしました。
レッスンにいらしている70代のご婦人。
レッスンの合間に
感動した話
辛い話
ちっちゃい子の話をすると
「先生〜だめ〜涙が出ちゃう〜」
すてきなお顔で涙を流されます。
私の今は亡き親友も
話の最中に
いっぱい、いっぱい、
涙を流す人でした。
『泣ける』って
心に正直で
すてきなことと思う。
心を受け止めてくれる
お母さん、お父さんの胸で
思いっきり泣けることは
お子さんにとって
やっぱり幸せだな。
泣けるだけ泣いたら、
顔を上げられる。
泣く前と違った景色が目の前に広がっているはず。
そして
一歩
踏み出せる。
泣ける時に
泣くといい。
私は
そう思うし
そうしてみたい。