わくわくおんがくのひろば

コロナの状況が良くならず、
全国的に
小さな子ども達の感染者も出てきている。

レッスン前後の消毒や
戸を開けたままで
また
距離を置いてのレッスンは継続しているが、

それでも
大丈夫かなという不安がある。

レッスンの方法を保護者の方に選択していただいた。

小学1年生と4年生の方が
ラインレッスンを希望された。

久しぶりのラインレッスンなので
何度か映り具合を確認して
その時間を待っていた。

〝大丈夫ですか〜〟と送ってみたら
〝準備できてます！〟の返事。

まず画面いっぱいに映し出されてきたのが
ニコニコ顔で
「よろしくお願いしまーす」と
両手を振っているレッスン生とお母さん❣️

なんて素敵な風景だろう！
私は
一瞬に心が掴まれて
これからレッスンが始まることを忘れそうだった。

誰かとひさしぶりに再会して
とってもうれしい😆
そんな表情だった。

かわいいレッスン生は、いつもの笑顔と全く違う。
自分のお家で
隣にはお母さんが居る。
それだけで、
こんなにも安心した表情になるんだなあ・・・

レッスンをやってみると、
音に少々の時差があったり
手の様子がうまく映せなかったり
レッスン室の様にはスムーズにいかない点があった。

でも・・・

レッスン生の30分間(1年生は45分)の集中度は
凄かった。

傍に私が居ないので
耳からの情報で判断しなければならないことが
実に多い。

言われている事が何なのか
次はどの本を準備するのか
楽譜のどこを弾きなさいと言われているのか

レッスン室とは比較にならないほど
耳と心を使っている。

これは
対面レッスンでは養われない事と感じた。

2人とも
最後まで
良くがんばっていた。

「これでおしまーい」の声に
レッスン生の
ゆったりとしたにっこり笑顔が画面に映った。

違う部屋で待機してくださっていたお母さんが
ささっと
お子さんの後ろに現れた❣️

〝ありがとうございました〜👐〟

画面いっぱいに
笑顔いっぱい手を振る親子の姿。

温かくて
幸せで
これ程にすてきな光景ってあるだろうか。

音楽であるから
なによりも生の音が大事。
人間同士の事だから
実際同じ空間でのコミュニケーションが大事。

ラインレッスンは
レッスン室での
正当な形態から見たら、負の面が多いだろう。

しかし

無駄な事や
寄り道のなかに
真実が隠れていたり
面白い事が見つかったりすることも、ある。

人生もそうであるように。

ピアノのレッスンも
奥が深すぎるぐらい深い。

自分が良いと思っていることだけに偏らず、
また
ピアノを教えるだけではなく、

ピアノを通して
子どもさん達が
〝生きること〟のちょっと何かを身につけられたら
そんなお手伝いも
させていただけたらと思う。

ラインレッスンならではの宝物に
出会うことができたなあ🤗