2019.10.31
週末にグレードテストがありました。
課題曲と自由曲を2曲。
本番では
10人程の受験生と
3人の審査員が観ているなか、
いつもとは違うピアノ🎹で
リハーサルも無しで演奏します。
もう、それだけでも、
子供達にとっては
大変なこと。
すごいこと。
立派なこと。
そして
この日まで、
この2曲を
何十回、
もしかしたら
何百回も弾いたはず。
何回弾いてもうまく弾けなくて
涙が出たり、
弾けたと思ったら
先生に違うと言われたり、
そして2人とも
「もうこれ以上練習しなくていいよ」
というほどに練習してくれました。
グレード前日。
どんな思いで過ごしたのか、
手に取るように
痛いほど、
わかる。
本番の日・・・
待ち時間の間
ママにぴったりとくっついていたRちゃん。
ずっと楽譜を見ていたAさん。
迎えた本番では
2人とも
1音も間違えずに、
そして見事なほど
練習通リに弾いてくれた。
立派でした。
私は、
ドアの外で
お母さん達と一緒に聴いていました。
一曲終わるごとに
〝やったね!〟
とお母さんと顔を見合わせて、
また2人で
耳をそば立てて
2曲目を祈るような気持ちで、
心臓が破裂しそうな気持ちで、
聴きました。
終了後、
Rちゃんのお母さんが
「毎日練習していたのに、前日になったら音を外して
全くうまく弾けなくなってしまったのです!」
「今日は朝から自分がドキドキしてて生きた心地がしなかったです。」
「ホッとしました」の言葉と一緒に
お母さんの目から涙が・・・
思わず私ももらい泣き・・・
Rちゃんのお母さん
実は以前、
先生としてこのグレードテスト室に入っていた方。
きっと
替わって弾いてあげたいほどの気持ちだったのでしょう。
Aさんのお母さん、
普段はマリア様の様な柔かなお顔なのですが
当日は
顔面蒼白気味で、
終わった時のホッとして力抜けた表情が
忘れられません。
私も
以前、娘のピアノで
何度も同じ立場を味わっただけに
お二人の心境が痛いほど分かりました。
〝グレードテスト〟
いろんな足跡を残して🐾くれました。
何と言っても
力100%で乗り越えた2人に
金メダル🥇です❣️