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> 〜今日が最後の日だとしたら〜
上野学園大学ピアノ科卒業 福島県内小・中学校で教員として勤める。 その後ピアノ教室を開く。 教員時代は管弦楽や吹奏楽、合唱部の顧問を務め、こども音楽コンクールでは東北大会に出場。スイスの合唱...
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〜今日が最後の日だとしたら〜
2019.07.30
暑い夏の1日
東日本大震災で
津波に飲み込まれた海岸の街を
いくつか
訪ねてみた。
晴天で
海は
どこまでも広く、
穏やかで、
コバルト色に輝いていた。
小さな海水浴場に
浮き輪につかまった子供達の声が
広がっていた。
でも、
どの町に行っても
海のそばに家は無く、
荒涼としていて、
工事のトラックが
無機質に動いていた。
コバルト色の海とセメントの海岸工事。
そこには
無言の
叫び声が聞こえてくるようだった。
行く先々で
災害に遭った人達に会った。
海水浴場の陸続きで
小高い山があり
そこに赤い鳥居が⛩あった。
下から見上げると
急な階段が途中で見えなくなっている。
その森の中に
神社が海を見下ろすようにあるのかもしれない。
途中まで行って
あまりの木々の深さに怖くなり降りてきたら、
日傘を差した女の人が
静かに
登って行かれた。
長い時間、姿を見せなかったその人が
階段を下りてきた。
海水浴場での歓声には目を向けることなく、
静かに
歩いて行かれた。
上から海を見て
何を祈っていたのだろうな。
8年目の今年
流されたケーキ屋のお店を
高台の場所で再開できたという人。
重みのある笑顔で〝念願の店〟です!
と話してくれた。
入り口には
友人知人からのお祝いの花が
私が知る限り
開店祝いでは見たこともない程の数が
あった。
町の人達の何かに向かう想いが
伝わってきた。
島で食品店を開いているおばさん。
震災の話を始めたら・・・
次々にあの日が蘇って、
目の前に居るのが誰かなど忘れたように、
話は止まるところを知らない。
辛さが
ずしりと伝わってくる。
私も
〝あの日〟を知っているから、
境遇は違っても
これらの人達に心から共感できる。
あの日が来ることを
誰も分からなかった。
もし、分かっていたら・・・
ありがとうと言ったし
大好きだよと言ったし
ごめんねと言ったし
大好物を食べさせたし
ピアノで大好きな曲を弾いたし
一緒に歌を歌っただろう。
だから・・・
今日出来ること
今日やっておきたい事
今日言わなくちゃならない事は、
出来るだけ
やったほうがいいんだなあ。
伝えたほうがいいんだなあ。
そんなことを
改めて思った
小さな旅でした。
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夏休みのおすそ分け🌻
音を聴くことで・・・❣️
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