2018.11.14
高校3年生のRさん
1月に迫ったセンター試験と2月の大学受験のため
ピアノを終了することになった。
いつかこの日が来ると思っていたけれど・・・
お母様とご挨拶に来てくれた。
小学5年生から高校3年生まで
高校受験の時も試験の1か月前まで休まずに
弾きに来てくれていたから
8年間、週1回で、ざっと380回程。
ピアノを通して、話をしたり、笑い転げたり、
クリスマス会や発表会にも毎年参加してくれた。
また
Rさんの所属していた管弦楽の演奏会に毎回招待してもらったり、
合唱コンクールの伴奏を見に行ったり。(伴奏者賞に選ばれた)
毎年年賀状も頂いたり。
Rちゃんを目の前にしていると
山積みの想い出が次々に押し寄せてくる。
そのうち
Rちゃんがぽつぽつと涙・・・
笑顔で〝ありがとう〟を言おうと思っていた私も
涙が止まらなくなった。
最後だから
Rさんに楽しかったことを沢山伝えようと思っていたのに、
お母様にも
Rさんの素晴らしいことを沢山伝えようと思っていたのに。
仕方ないから
Rさんと以前連弾した曲を
一緒に弾くことにした。
透明感のある
素直できりっとしたRさんの音❣️
そうそう、
モーツァルトがとっても上手だったなあ。
温かい時間が流れました。
お母様が写真を撮ってくれました。
長いお手紙をいただきました。
最後のほうに
「ひとりでも多く、私のように、このピアノ教室に来て
ピアノが大好きになったというお子さんを増やしてください」
と書いてありました。
大きな課題をRさんからもらいました。
教室にRさんがやって来ない寂しさや
一緒に音楽を語れない残念さは
言葉になりませんが、
Rさんがくれた大切なメッセージを
今来てくれている生徒さんにしっかりと
返していこうと思います。
まずは
Rさんの合格を
心から祈りたいと思います。
Rさん
がんばって❣️