2018.10.17
昨日は
先週入院していてお休みだったRちゃんのレッスンでした。
予想通り!
「こんにちは❣️」
明るいRちゃんの声が玄関から聞こえてきました。
「先生、私入院したんだよ。
でももう治った!
注射も泣かなかったよ!」
靴を脱ぐ時間も惜しいかのように、
満面、笑顔でいっぱい。
玄関にRちゃんの話が溢れていました。
こんなに嬉しそうにピアノに来てくれることに
私は心が温かくなりました。
ピアノの本を準備しながら
「今日は合格できないかも・・・」
と言いながらも、
♬ソラシドレミファッファファ♪
と、今日弾く曲を歌い出しているRちゃん。
私は
入院して学校も休み、良くなってから日にちも浅いので
今日のレッスンはちょっと戻って復習してから・・
と計画していた。
Rちゃんに申し訳ない気持ちになった。
こんなにピアノを好きでいてくれたこと。
100%の力で頑張っていてくれたこと。
新しい曲を間違えないように、
一生懸命本を見て
全身で弾いているRちゃんの姿は
芸術作品のようでした。
レッスン室の西側に縦長の窓があります。
時間はちょうど17時少し前。
ノートをやるため、移動しかけた時、
「先生、夕日❣️きれーい❣️」
突然のRちゃんの声。
窓を見たら
真っ赤な帯状の夕焼けが空いっぱいに広がっていました。
きれいなものをきれいだねと表現し、
周りの人に伝えて
一緒に感動出来ること。
Rちゃんの歌が、実に心に響き、
Rちゃんのピアノが、生き生きしている理由が
わかった。
帰りの玄関で
「来週から次の本だから、
ドレミのカードはスラスラ言えるようにしようね」
と言ったら、
レッスンバックからカードを取り出して、
お母さんの
「ごあいさつして帰りますよ」
の言葉もなんのその、
「これはド、これは・・・」
と真剣な目で確かめ出し、帰ることも忘れている。
そして
お母さんに引きずられるようにして
帰っていった❣️
この上等なエネルギーと
怖いほど純粋な心に
しばらく玄関で立ち尽くした。
来週
私もRちゃんに負けないエネルギーを持って
レッスンに当たらなければ申し訳ない。