遅ればせながら・・・ 〝今年の高校野球に出逢って〟
2018.08.25
県立の農業高校で・・・
全員、地元出身(本当はそれが普通かな)で・・・
初戦から決勝戦迄、選手交代なし。
沢山の爽やかな話題とともに
強豪を次々に破って
日本中の人々を
釘ずけにし、
みんなの心に
何かを残してくれた。
東京新聞に
強豪を集めたエリート集団の
鎧兜で武装した武士階級に、
竹槍チームが挑んだ。
豪快だった。(斎藤美奈子さん)
『筆洗』には
試合終了の合図が聞こえる。
そうか大敗したか。
それがなんだというのだろう。
と、書いてあった。
秋田県人とか東北人とか
そんな枠を全て超えて
日本中が
金足農業高校ナインの
何かに感動した。
伝統や名門や
人数や条件などにも
勝ってしまうものが
金足農業高校のチームに
あったのだ。
今年の高校野球に参加した、どの子供達も
365日
辛い練習をやってきたことに変わりはない。
野球への想い、
仲間との信頼関係、
ちょっとした心の隙間。
ほんのちょっとした事が
365日の間に
いつのまにか
大きな力や
反対に
隙間を作ってしまったりするのかな。
野球のイチロー選手が
4000のヒットを打つには
8000回以上の悔しい思いをしてきた
と言っていた。
ピアノでも同じかもしれないなあ。
有名なピアニストでも
あれ、これって感動ないなあ・・・
と思うことがあったり
また
無名のピアニストでも
すっごいなあ、聴きに来てよかったなあ
と思う演奏もある。
そして
良い演奏を聴かせてくれる人に出会うと
この日まで
この人は
どれだけ辛い練習をしたのだろう。
どれだけ大変な毎日を過ごしきたのだろうと
思う。
今回の高校野球を見て
良い演奏をするのに
出身大学や
恵まれた環境や
条件の悪さにさえも
打ち勝てるものがあるのかもしれない
と思った。
時間がないから・・
ピアノがアップライトだから・・
習ったのが遅かったから・・
などなど
いっぱい言いたいことはあるかもしれないけど
金足農業高校ナインを前に
全ては
言い訳に聞こえてしまう。
何より
そうか
できないってこと
意外とないんじゃないかな!
自分に与えられた条件の中で
頭でよく考えて
好きなことに努力してみたら
きっと
何か捕まえることができそう。
そうだ!
私も
介護で時間がないから
なんていうのも
全くの甘えだと思った。
ピアノが弾けないと嘆かずに
弾けない時間は
楽譜を見ればいいし
ちょっとできた時間を
事前に考えた方法で
無駄なく練習すれば良いのだ。
条件が悪いからこそ
見えてくるものもあるし、
条件が悪いからこそ
思わぬ力が出せることもありそうだ。
さっそく
バックの中から楽譜を出して、
母が起きるまでの間
良い時間を過ごすことにしよう!