2018.06.02
6月になりました。
青葉・若葉・新緑の美しい季節を過ごして・・・
5月の間
我が家の庭にも
ピンクのハナミズキやエゴノキの小さな白い花
前の家のおばさんに頂いたなでしこ、
白いミニバラやローズ色のバラ🌹も
花を咲かせて、楽しませてくれました。
花って
蕾の色と
咲き始めの色と
満開に咲いた時の色が違う。
例えば5月初めに盛んに咲いていたジャーマンアイリス。
蕾の時は茶色なのに
咲き始めると濃い紫
開いてくると
濃い紫の花びらが脇に退けて
淡い、産まれたての赤ちゃんのような
淡紫の花びらが
そこにふわふわしている
お見事だ。
そして
どの場面での色も、
人工では出せない
美しさがある。
神様が造ったものなのだろうか
そうか・・・
子供たちも同じかな。
先週茶色の音楽が
今週も茶色とは限らない。
この子は
ピンクが得意かって思っていたら
青い音楽が、ある日突然に上手になることもある
指導者はいつも
耳と心を開いていなくてはいけない。
そして
ある時の小さな変化を見逃さず
ベストの道をその場で示すことが
仕事かもしれない。
だから
教材についても
ピアノランドをはじめに使ったら
ずっと最後まで、その教材がその子に合うとは
限らないのではないかな。
同じ教材を続ける良さは勿論あるけれど
日々の生活で
たくさんのものを
敏感に吸収している子供たちだから
ある時、
突然その変化が形になって
出てくることが
あるはず。
そう、
ジャーマンアイリスのように
予想もつかない
色や形を
表すことがある。
その時、指導者は
その子の心と同じく感動できる柔らかな心を
持っていられること
そして
柔軟に
指導を変換できること
子供たちの『今』いう
一度きりない時を
音楽やピアノに関して
お預かりしている者として
最大限の努力を払っていく責任があるのだと思っている。
レッスンが終わって
レッスン生の皆さんが
玄関を出る時
来た時よりも何か出来るようになったか
今日来て良かったと思っているか
心が軽やかになってくれたか
レッスン生の後ろ姿に
問いかけ
しばらくその場で
レッスンを振り返ってみます。
しかし毎回
今度こそは!
と思う日々ではあります。