2017.06.05
♪我がピアノ教室は、週末に比較的レッスン生が集中しています。
~先週末来てくださった方のひとコマを、ご紹介致します~
♪小学生のHちゃん
・お勤めのお母さんが毎朝やってくれるという
前髪の編み込みがとても似合っているHちゃん。
・レッスンの最後に「これ苦手~!」と笑いながら言う。“これ”とは『初見演奏』
今日はちょっと対策をしてから弾いたら「おーできたあ!」
この笑顔がたまらない
・レッスン終了後、私がレッスンノートを書いている間
Hちゃんは学校のこと、妹のこと、出かけたことなど沢山話してくれる。
私も、もしかしたらHちゃんもホッとする時間だ
今日は歯医者さんに行った話だった。
「先生も歯医者行かなくっちゃならないんだけど・・・」と言ったら
その歯医者さんがどのように優しいかを説明してくれた。ありがとうHちゃん!
・外でいつもお待たせするお父様ごめんなさ~い。
♪高校生のRさん
マスク姿で現れたRさんに
「あれっ風邪ひいたの?」
Rさんは1枚の紙を悪そうに差し出した。
紙には『今歯を抜いてきて話ができません』
ひえ~!レッスンを変更できたのに・・・・
笑って『だいじょうぶです』と言うように手を横に振るRさんに
涙が出そうでした。
そういえばRさんは高校受験の間近までレッスンに来ていて
私の方からレッスン中止を提案した経緯もあった。
Rさんとのお付き合いの中で幾度となく『私も頑張らないといけない!』
と反省させられることがある。
本当に真面目でしっかりしているなあ
♪同じく高校生のJくん
毎回必ず練習してくるし、それが音にもしっかり表れている
ところが今日は最初から何となくたどたどしい・・・
2曲目も弾きっぷりがいつもとなんか違う・・・・
私 「あれ?今週は・・・ちょっと練習できなかった?かな・・・」
Jくん「あーいやー・・・・」
それでも予定の所まで進みレッスン終了。
レッスンノートにはJくんが習ってから10年間ほどの間
お母様が毎回コメントを書いてくださっている(なかなかできることではありません)
今日のコメント『できないところをコツコツ練習していたようです。』
というような内容だった
そうだったのか・・・・・
こんなに長い間レッスンしていても気づかずに、反省することが多々あります。
♪中学生のKさん
この頃・・・レッスンが終わった後に(私がレッスンノートを書いている間)
ポロ~ンポロポロ・・・ピアノを鳴らして遊んでいる?!
「それってなに?」
私はなぜかその一言が言えないでいるけど、
何かKさんの心が音に乗っかっているみたいで、なかなかいい。
この間は、ぴあのの弦が切れて、弦を張ったばかりだったため
狂っている音があった。その音をそっと・・静かに・・・ぽろろ~ん
「kちゃん、音が変なの、分かった?」
kさんはにっこり。
さすがだなあ・・・よく分かったなあ。
kさんらしい表現の仕方で、やさしいなあと思いました。
♪ピアノのレッスンではありますが
人間同志が同じ時間を過ごすとき、心のふれあいは必ずあるものです。
それがピアノにも音楽にも繋がることでしょう。
~レッスン生の方から、すてきな時間を頂いています~