2017.04.27
~昨日のMちゃんのレッスン~
♪近所に住むMちゃんは歩いてくることが多く、今日はおじいちゃんと一緒。おじいちゃんは玄関に顔を出して「おねがいしまーす」と言ってくださる。
♪習い始めて半年のMちゃん。いつもワンピーススタイルで登場する。長い髪の毛もいろいろに結んできたりと、おしゃれさん。
♪そんなMさんだからピアノにも気合いが入っている。家でしっかり練習をしてくる。だから、前の人がなかなか終わらないと
「わたし弾きたいんだけどなあー」とMさんの周りに重たい空気が漂ってくる。
♪さあ、ピアノの椅子に座ったMちゃん。もうそれだけでハイテンション!開いた楽譜をじっと見て、すでに手が鍵盤にのっかている。
♪今日は『はじめてのワルツ』の仕上げだ。予想通り、しっかり練習してある。先週ゆっくりになったところもテンポに遅れず弾いている。ちょっと3拍子に問題はあるが、そこは私との連弾で感じてもらうことにして。
♪「じょうず!よく練習してきたね。じゃあ先生もまぜてね。」ということで連弾開始。Mちゃんの隣に椅子を持ってきて、私が手を置くとMちゃんも準備完了。私の吸う息の音をようく聴いて出だしを合わせた。とうとう最後まで弾き通したMちゃん。顔を真っ赤にして私の顔を見る。ちょっと笑ってもうかなり満足げだ。良かったなあ。
♪外で今度はおばあちゃんが待っていた。玄関で「来週はおばあちゃんに聴いてもらおうね」と約束。Mちゃんはきらきら目玉で大きく頷いた。
♪窓からのぞくと、おばあちゃんとしっかり手をつないだMちゃんが見えた。Mちゃんおつかれさま~
♪小さいお子さんがひとりで30分という時間をレッスン室で過ごすことは、子どもたちの心の中は、ぱんぱんに膨らんだ風船のようになっているのかも知れない。大人だって、結構大変なことだ。
♪パンパンになった風船がパ~ンと割れないように、ましてやシューンと縮むことなどないように、お子どもたちの心に丁寧に丁寧に寄り添っていかなければと思っている。