2017.04.12
♪ピアニストの舘野泉は若い頃からそして喜寿を過ぎた現在も、呼ばれればどこへでも演奏に出かけるという。我が福島県南相馬市の小さな小中学校でも毎年体育館で演奏してくれている。
♪舘野泉は調律さんから『調律のいらないピアニスト』とも言われている。演奏会場によっては、体育館に置かれ1年に何回かしか使われないピアノであったりアップライトであったり。舘野さんは演奏会の2時間ほど前から会場に入り楽器と会話し、『俺とおまえの仲』という気持ちで弾いていると楽器もちゃんと応えてくれ、本番ではピアノが見事に鳴ってくれるという。『こんなピアノではだめだ』と投げ出したら楽器も絶対に響いてくれないと。
♪『音が聞こえる』と『音を聴く』
レッスン生と音楽を創るとき、まだ練習中の小さな曲であれ、私も生徒さんも感性を研ぎ澄ませて、その年齢や経験の中で出来る最上級の音を創ろうという心を持って音楽と向き合ったら、いつか自分の好きな音が出来てくるのだと思う。
♪さあ今日やってくるMさんはどんな音を出してくれるかな。わくわく!