2025.04.02
ピアノを教えているとやるせない時があります。
この子はとても練習熱心だからどんどん伸びていくだろうなぁと思うのに、その子のお家にあるのが電子ピアノだった時です。
実は電子ピアノではつけられない力が多々あります。
細かいニュアンスの表現力や指の筋力、耳で聴いて弾く力、スムーズなペダリング…
入会される際にどんなピアノを持つかの重要性についてお話はするのですが、色んな事情でアップライトピアノやグランドピアノは置けない、用意できないと言われます。これは、いた仕方のないことだとは思います。
けれど残念ながら電子ピアノでは日頃アップライトピアノやグランドピアノで練習している子には技術的な力の習得という面で勝ち目はありません。勿論表現力でも。
その子にどんなに才能があったとしても、です。
長い年月、どうせお金をかけるのならば結果を出したいと思うのが親の本音だと思いますが、それが電子ピアノでは難しいと言わざるを得ません…
中には子供が楽しめればいいですと仰る方もいます。
楽しいのは重要です。
けれど、その楽しさも私の25年余りピアノ教師をしてきた経験から言いますと電子ピアノでは味わえなくなる日が早い時点で来ます。
以下は今まで私に届いた電子ピアノで練習していた生徒の言葉です。
・家のピアノはいい音が鳴らないから嫌
・カタカタ鳴るし指が痛くなるから弾きたくない
・響かないから楽しくない
・ペダルの感じが教室と違う
・教室で習ったことを家のピアノでは再現できない(ピアノの作りが違う為)
・学校で伴奏する時先生にもっと強く弾いてといわれる(指の筋力不足)
どんなに高い電子ピアノより、中古で古かったとしてもアコースティックピアノの方がいいです。
アップライトピアノや、グランドピアノで練習すれば、
ピアノを弾くための確かな力が付くからです。
これが電子ピアノを購入する前に親御さんに知っておいてほしいことです。