2017.10.16
ひと月前、父が心臓疾患で急死しました。
亡くなった現実をようやく受け入れられるようになってきた今、思うこと。
それは「自分らしく生きること」
我が子を育てるうえで私が一番大事にしてきたことであり、いまだに言い続けていることでもあります。
何かが起こった時、人は自分の原点に返るようです。
本当の自分を見つける機会をもらうとでも言うんでしょうか。
親はつい子供に何事もなく、平和にすくすくと育ってほしいと願いますが、トラブルや障害は自分らしさに気づく、実はありがたい出来事でもあります。
もちろん、それがトラウマにならないよう、親もしくは大人のサポートは必要だと思います。
サポートさえあれば、子供時代のトラブルや障害は「自分らしさ」を見つける最高の機会になります。
私はレッスンでも常々、その子らしさに出会いたいと思っています。
その子らしさに出会えたとき、本当のその子と繋がれた気がするからです。
それは私にとってものすごく嬉しいことですが、その子にとっても良い影響があると思っています。
自分らしさを出せない、もしくは出さないでいると、本当の友達も出来にくいように思います。
人が生きていく上で、人との繋がりは絶対に欠かせないものですし、その繋がりが人生を豊かにしてくれます。
私と自分らしく繋がれたことが、これから作り上げる人間関係への、安心と自信になってくれたらと思います。
その経験は必ずピアノの演奏にも滲み出てきます!
それぞれが、その子らしい音で奏でてくれるのを聴けるのは、人としての成長が手に取るようにわかる、私にとってとても楽しい時間です!