2013.08.29
昨日は、安井耕一先生の公開セミナーに行ってきました。
前回に続き、歌曲の伴奏法。
ブラームスとリヒャルトシュトラウス
の曲でした。
前回は目からウロコ、
しかも何とも美しい音楽を聴かせて頂いて、演奏会と講習会を同時に聴かせて頂いたようで
夢うつつで帰ってきましたが、
今回もやはり、そうでした(*^^*)
『リート伴奏やアンサンブルは、
ただ音を合わせたり、
他の楽器の補助や伴奏をする
ということではなくて、
他の人と音楽性や、
背景にある情景を、
共有するということ。
それはピアノソロをする上で、
大いに活かされる体験なので、
やりなさい。』
と仰っていたのが心に残っています。
歌い手の方とピアニストが
最初にまず通して演奏して下さるのですが、
その時点できれいだな~と思うのに、
安井先生がアドバイスされると、
さらに輝き出します。
そしてさらに、先生が演奏されると
恍惚の世界**
先生が紡ぎ出される音は、
大変美しく、盛り上がりの音も
絶対に割れません。
常に鍵盤の中で指の用意をしてから弾き、
指を上げる時も鍵盤の中に留めておく奏法です。
抑えつけないので音が割れず、
しなやかで美しく、かつ立体的な音色**
身体の使い方から、毎回丁寧にお話して下さり、公開レッスンは自分が弾くより客観的に見れるので分かりやすく、毎回『なるほど〜!』と感動します。
ただ、見ると易しく見えますが、それを自分で弾くことは大変に難しく、、
鍛錬の世界です。
それでも、出来るような気持ちにさせて下さり、『帰ってピアノ弾きたい!』と思わせて下さるのが、安井先生の魔法?です。
テクニックだけでなく全ての面で、とても高度で深いお話をされているのに、威圧的でなく、分かりやすく紐解いて教えて下さり、あたたかい。。
本当に音楽を慈しんであるのが伝わってきます。。
そしてよく
『な、おもしろいだろう!』
という目をしてお話されるのです ^ ^
プロの方に向かって、こんな風に感想を言わせて頂くのは大変失礼かもしれませんが、、m(_ _)m
素晴らしい演奏をされる方というのは
純粋に『音楽』が『お好き』
でいらっしゃるのだなぁ。。
と、感じます**
プロとして活動されている
卓越された才能をお持ちなのは
勿論なのですが、
それを磨かれる努力の源は、
音楽がお好きだと思われるお気持ちなのではないかと。。
音楽への好奇心も探究心も、
やはりプロなのだと思います。。
だからこそ、常に進化し続けていらっしゃるのですよね。
それを惜しげなく、後進にご指導なさるお姿、尊敬申し上げます。
そして、その場にいられることへの感謝。。
今回もたくさんのものを頂きました**
次元は全く違いますがm(_ _)m
生徒さん達に楽しみながら
伸び伸び成長してもらうには、
やっぱりレッスンさせて頂く私が、
一番に楽しんでいるべきだと思います!!
少しでも還元できるように。
そして私自身成長できるように。
日々 生徒さんと、音楽を深く楽しみたいと思います**