2013.07.10
私は生徒さんに早い段階から、新曲をもらったら、アナリーゼ(楽曲分析)をする習慣をつけてもらっています。
と言うと、とても難しいことをしているようですが、ごくごく初歩的なもの。
ピアノ、始めてまだ最初のころは、
いっしょにジーッと楽譜を眺めて
『似てるとこあるかな?』
と同じもの探し。
『このお部屋(小節)と、同じなのどこかな~?』
と一緒に探して。
意外と最初のうちは、できません。
塊で見ることに慣れないのと、
(小さい子が文章を、単語で読み取れずに、一文字ずつ切って読む感じ)
音符が五本の線の何番目にあるのか、識別しにくいのかな?
と思いながら見ています。
それが理解できてきたら、
『音は違うけど、リズムがいっしょなの、どこのお部屋かな~?』
(音符の玉を、横に線で繋いで見せて)
『音は違うけど、線で結んだら、この線の形と同じになるお部屋はどこかな?』
と、一小節の塊を、いろんなパターンで見比べることをお勉強。
それがやがて、数小節ずつになり。
雰囲気の変わる箇所で区切って
A.B...とグループごとに名前づけ。
(初歩のころは、4小節ずつ)
時にテキストに、長い曲が出てきて、
この曲長~い!!Σ(・□・;)
とキョヒ反応を起こしていても
『な~んだ、AとBとA’しか出てこないんだ~簡単!』
とニコニコしながら帰っていきます^ ^
そうすれば、お家でのおけいこも、
ぜーんぶ通してやらなくても、
同じ箇所は省いて練習すれば、
3分の1とか半分の時間でできちゃうもの。
『センセイ、この曲、ココとココが同じ!』
って自分でどんどん探すようになります♪
同じ練習をするなら、
短くって効果的、
ラクラクなのがいいよね~^_-☆
ふふふ。
そしてそこから、音楽的に膨らませるのも楽しい作業^ ^
ピアノって楽しい発見が一杯!!
そんな風に思ってくれたらいいなぁ♪
と思います(*^^*)