2013.06.07
音符を読む練習、リズム打ちの練習、歌う練習をしていてもなかなか上手く弾けない。
それを補足するのに、私は田村智子 先生、岩瀬洋子先生の教材を使わせて頂いています。
何回かに渡って先生ご自身の講座を受けさせて頂いたのですが、まさに生徒さん達がつまずいている内容だったので、レッスンに取り入れさせて頂いています^ ^
まず鍵盤の場所を覚える
『ケンとバン』
どの鍵盤も、パッと何の音かを言えるための教材です。
弾く時に毎回ドから数えていたら間に合わないので、練習します。
楽しい絵で視覚的に覚えられるので、小さいお子様も楽しく学べます^ ^
そして 音の並びをスラスラ言えるための
『ドレミファソランド』
これも毎回ドから数えていたら間に合わないので、どの音からでもスラスラ言えるための練習です。
(レミファソラシドレ、ミファソラシドレミ…下降形も同じく)
どの音でも前後の音をスッと言えるのは、弾く時にかなり役立ちます。
そして目で楽譜を読んで、それを手の動きへと伝達するのに大切な、
『Go! Fingers!』(その後は『五指のテクニック』)
これはかなり効果的♪
楽譜を読むことと、鍵盤を見ながら弾くことはできるけど、楽譜を見ながら手を動かすのはむずかしい!
そんな生徒さんのネックになっている部分を集中してトレーニングします。
まず、指番号にあわせて、手を見ずにさっと指が動かせる練習。
左右の指の並びが対称なのって、混乱のもとですよね。
それが解消されます。
次に、いくつかの音で出来た音型(音の並び)に沿って、手を見ずに指を動かす練習をします。
たとえば
『一つとびで上がって、となりに下がる、となりに下がる』
という具合に考えながら、手を見ずに(しつこい!?笑)指が反応できるようにするのです。
音が読めることと別に、音符の動きを図形的に捉えられると、初見の演奏がかなりできるようになります♪
始めの頃からコツコツと毎日練習していたら、全て自然に身につくことかもしれませんが、
習い事が多くて練習が定着しにくい生徒さんや、楽譜を読むことが嫌いな生徒さんにとって、
こういった種まきを楽しみながら少しずつしてあげることは、とても大切だと感じます。
時間は少しかかりますが、少しずつの積み重ねで随分と効果が出ています^ ^
こんな教材、昔はありませんでしたが、今は本当に多種多様、素晴らしい教材が沢山出ていて、取り入れないともったいない!
そしてその教材を作られたご本人のお話をお伺いできるというのは、貴重な体験だと感じます。
まだまだ研究不足の教材も沢山あるので、これからもアンテナを張り巡らせて、ピアノが楽しくなる工夫、していきたいと思います^ ^