2021.10.10
音楽教室ピアチェーレの飯塚でございます。
ピアノは幼少期に始めるのが良いとよく言われますが、どうしてでしょうか?とご質問を頂きましたので、私なりの考えとしまして。
〜4、5才で始めた場合〜
聴覚の発達する6、7才までの音楽教育によって、自然に音感か付く事が挙げられます。(音感の良い順に美しく演奏が出来るかと言うと、必ずしもそうではなく、美しく弾き分ける能力はまた違う様に感じます。)便利な能力としての音感は小さい時に身につく能力であるのは、長い指導経験でも実感しています。
ピアノが上手になり、自信のある子供時代を過ごせることは、お勉強も落ち着いて積極的に取り組む事につながります。生徒さんの成績が大変良い場合が多いことも実証済みです。伸びやかな感性が育っている事も喜ばしいことです。
〜例えば3、4年生で始めた場合〜
お友達がピアノを弾いているのを見て、習いたいと思う事も多くあります。習い始めは、大事なポイントが盛り沢山で丁寧に取り組まなくてはなりません。理解力のある年齢で進みも早いのですが、あっという間に忙しい中学生になってしまうのが難点です。何かと役に立つ程度の力は付くのですが、弾きたいジャンルの曲や、憧れの曲が弾けるまで、もう少しゆったり時間が欲しいところです。とは言え、何より美しい曲があるのが魅力の習い事です。大人になってから、シニアで始められるのも心から素敵だなぁと思います。
今年の教室の6年生の8割は中学受験予定です。4年生頃から塾もハードになっています。受験の前はレッスンをお休みされる方も、全員中学生になってもレッスンは続けると言ってくれています。時間をかけてピアノが好きになってくれたのは嬉しい限りです。
子供達も大変忙しいのですが、美しいものを作り上げる時間を持って欲しいと思います。自分の好きな音楽に出会い、レッスンが心地よいペースを見つける時間になればと思います。
♬1年生の女の子にご入会頂きました。お問い合わせから体験レッスン、レッスンスタートまで1週間のスタートダッシュでのご入会です。レッスン時間のご都合が合ったのもご縁があったと思います。楽しくレッスンしましょうね。