2026.03.03
フィレンツェを中心とした都市文化の中で発展した世俗的音楽の価値と伝統は、後のルネサンス期の宮廷文化にも受け継がれ、音楽が芸術、文学、美術とともに都市文化の中心的存在となる基盤を築き、都市文化と音楽の結びつきが強められました。
アルス・ノーヴァの多声的な思考は、後の器楽音楽や声楽様式の融合的な発展にも影響し、ポリフォニーと旋律美の両立というイタリア音楽の特徴を形成しました。
イタリア・アルス・ノーヴァは、リズム記譜の画期的な構造の変化と旋律美を重視したイタリア音楽語法を両立させた時代であり、後のルネサンス音楽、マドリガーレや歌劇の誕生に大きな影響を与えたと考えられています。