2026.01.22
ヴィンチェンツォ・ガリレイは、メイの研究やプラトンの思想を強く受けて、ギリシアのように、歌詞・言葉、リズム、旋律の統一を取り戻すべきだと考えていたようです。彼は、ルネサンス後期の複雑な多声音楽は言葉や歌詞を聞き取りづらくして、感情表現を損なうという多声音楽への批判的な意見を持っていたと考えられます。彼は、古代ギリシア音楽理論を理想化しつつ、単旋律や言葉中心の音楽を支持しますが、実際の作曲技法としては、目標とすべき形や理想像といった抽象的なことを語る中心的役割を果たしていたと考えられます。
ガリレイは理念としてのギリシアを強く押し出し、理論的で批評的な役割が大きく、理論志向で急進派に近い人物であったと思われています。