2026.01.21
カメラータは単旋律と伴奏という音楽構造を構築して、言葉の明瞭さと感情表現に重点を置いた様式を確立した点において、ギリシア音楽の再現はできたと考えられています。しかし、旋法、リズム、楽器法、合唱の役割などおいては、実際にものとは異なっていたと思われています。つまり、カメラータのギリシア音楽の再現というのは完全な再現ではなく、理想化されたギリシア像に基づく創作・創造であったとされているようです。ただ、それにより歌劇誕生、モノディ様式の確立、バロック美学の進展、和声の発展といったイタリア音楽への大きな影響と功績があったと考えます。