2025.11.24
音楽と語学は音・リズム・構造を共有する表現手段であり、互いに学びを深め合う関係にあると考えます。音楽的リズムや音感は語学習得を助け、一方で発音やイントネーションは音楽の響きに直結し、互いに良い影響を与えています。
音楽のリズム、アーティキュレーション、演奏法などは言語のイントネーション、抑揚、アクセントなどに密接に対応しています。例えば、イタリアの歌唱法のベル・カント唱法の音色や響きを形成することとイタリア語の母音の響きや抑揚を構築することは関係しています。
音楽は和声や楽句構造を持ち、言語は文法構造を持ちます。つまり、構造の類似性があるので、音楽の楽句に分ける判断能力と文法処理を担う能力は密接に関与していると考えます。