2016.04.15
「弾きたいあなたのいつもそばに」
野田・柏・流山市・柏の葉から車で10分
プリマヴェーラピアノ教室の
木村由紀子です。
あなたは良い演奏ってどんな演奏だと思いますか?
仕事柄、色々な発表会にお邪魔するのですが
最近はプログラムと一緒に
生徒さんのコメント用紙が
セットになっていることが多いですね。
そのコメント用紙に目を通すと
大抵「間違えないで弾けるように頑張ります」
と、書いてあります。
これは
普段から”それ”を目標に練習されているんだろうなあ~
と想像が付いてしまいます。
時々、「ここは~だからこういう風に弾けるようにがんばります」
と書いてあるのもあります。
普段のレッスンで
細かく先生がご指導されている様子が垣間見れますね。
では、良い演奏って、どんなの?
それは、、、
例え暗譜がわからなくなったり
つっかかったり、指がもつれたりしたとしても
その曲の持っている躍動感などの音楽が
常に前に進んでいるかどうか
つまり生きた演奏になっているかどうかなのです。
音楽の動きが止まってよいのは
フェルマータのところだけです。
私は生徒さんに
「いつも心臓が動いていて(拍感があること)
音楽が止まるのはフェルマータだよ」とお伝えしています。
そうでない演奏はただの音の羅列で
人に感動をあたえる演奏にはなりません。
本番は、どんな人でもあがってしまい
不本意な演奏になるかもしれませんが
今述べた様な演奏が出来ていれば
音楽の事が何も分からない人でも
魂が揺さぶられ
感動し演奏に聴き入るはずです。
演奏した本人も自分の心に響く演奏ができると
心地よい満足感で幸せな気分になりますね。
良い演奏がされる発表会は
小さなお子さんや、おじいちゃんおばあちゃん老若男女
水を打ったように静かに聴かれています。
そんなコンサートが出来たらいいですね。
それは、有名な曲とか
音数が多くて難しそうな曲を選べば
解決されるものではありません。
例え有名でない曲で音数が少なくて
一見簡単そうに思える曲でも
そういう演奏は可能なのです。
むしろ、起伏の激しい曲よりも
聴いている人をひきつけるのはとても難しいことです。
一度この感動を味わってしまうと、やみつきになりますよ。
ちなみに、ここに書いたのは
あくまでもプロの方ではなく、音楽学習者の方について
書かせていただきました。
ただ今、新規会員募集中!