『ヤマハの大人の生徒さんとの和気あいあいとした時間』
2020.02.16
一昨年の4月から
ヤマハの新しいセンターで教えるようになって
もうすぐ2年になろうとしています。
前の先生からの引き継ぎでした。
引き継ぎは正直、あまりお引き受けしたくないお仕事です。
その理由は
前の先生を気に入られていて、いきなり
楽器店の都合で先生が変わってしまうのです。
生徒さんにとって、有難くないことですよね。
でも、頼まれると断れない私なんです。
今回は60代の女性の方のお話です。
A子さんは、小さいときからピアノを習っていて
途中、中断して6年前から再開され
前の先生とは4年のお付き合いでした。
今、彼女は同居している自分のお母様が入院中で
お世話をされています。
お年寄りはつい甘えが出て、ワガママになったりで
彼女はたくさんストレスを抱えていらっしゃいました。
ときには、涙ぐむこともあったり。
クタクタに疲れているA子さんの様子を見て
「お世話が大変だから、暫くレッスンを休んだら」
と
お嬢さんに助言されたにもかかわらず、来てくださっています。
なぜ、レッスンを休まず来てくださっているのか
彼女に理由を聞いてみました。
すると、嬉しいお答えが、、、。
それは、まず第一に
練習してなくても、レッスンに行けば
“何かしら得るものがあるから〟と思われたそうです。
前の先生のときは
練習していなければ先生に失礼で申し訳ない
と思っておられたそうです。
そして
ピアノを弾くだけで一切プライベートなことは
話さなかったそうですが
私とは、ご家族のこと、ご自分のことなど
色々お話ししてくださいます。
私と話すことで癒されるそうなんです。
私は、自分で言うのもなんですが
聞き上手なのかもしれません。
レッスンが終わって
「今日も目からウロコがあって楽しかったわ!」と
満面の笑みを浮かべながら
元気になって帰っていかれる姿を見ていると
色々なことがありましたが、お引受けし前向きに取り組んで
本当に良かったと思います。
A子さん、大好きなピアノが少しでも長く
続けられ
人生を謳歌できるよう一緒に歩んで行きましょう。
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