2017.05.02
「弾きたいあなたのいつもそばに」
野田市・柏市・流山市・柏の葉から車で10分
プリマヴェーラピアノ教室の
木村由紀子です。
今回は、選曲にこだわる二つ目の理由
15年前の大手音楽教室幼稚園会場での出来事について書きたいと思います。
前の先生に7年間(グループレッスンも含め)教わっていた
生徒さん達を途中から引き継いだ時のことです。
普通でも先生が変わることは
生徒も先生も両方にとって大変なことですね。
初めてのレッスンで彼らの演奏を聴いたとき
あまりの弾き方にビックリしてしまいました。
それは、、、、。
「ピアノが大嫌い」と言わんばかりの乱暴で無味乾燥な
まるで八つ当たりをしているかのような
およそ音楽とはいいがたい演奏だったのです。
彼らにそんな弾き方をする理由を聞いてみたら
やはり”前の先生のやり方が不満で
ピアノ自体嫌いになってしまった”
と、 どの子も口をそろえたように話しました。
そのやり方とは
①選曲が「平凡で同じメロディーの繰り返しで無駄に長く、右がメロディー、左手は伴奏の曲」だったのです。②教え方も、弾けないところの練習方法もろくに教えずに、ただ練習回数を書くだけでした。
そこで、試しにダメもとで
「私の選曲」を彼らに聞かせることにしました。
そして、聞かせてみると
今までふてくされてニッコリともしなかった生徒の顔が
ワクワク、ウキウキ楽しそうなのです。
彼らにとって、今まで聴いたこともない
まるで「魔法の玉手箱」の中から
次から次へと
想像もつかない音やリズムが
飛び出してくるのですから、、、、。
狭い世界から、大海に泳ぎ出た時のポニョの様に
目の前に広がった大きな未知の世界を楽しんでいるかの様でした。
それは、まさしく
彼らがもともと持っていた音楽に対する熱い想いが
堰を切ったように、あふれ出てきた瞬間でした。
そして、レッスンにおける選曲の大切さを
私が再認識させられた時でもありました。
それから、彼らのかたくなな心が開いて
レッスンが上手くいくようになったのは言うまでもありません。
よろしければその時の様子はこちらにありますのでお読みください。
心に残る生徒さんとのエピソード4
「ピアノ嫌いの生徒が目覚めた瞬間~そして、なみだの別れ」
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