2016.04.21
小4の男の子T君。
練習はしっかりとしてくる生徒さんですが演奏に何か足りない。棒読み弾きな感じで『弱く弾く』と表示になっていて弾いても
「う〜ん。」
”風のこもりうた”という曲を練習中で
「これは誰に歌っている?」
「どんな場面?」
と質問しても
「わかんないよ〜」
「誰だっていいじゃん〜」
と考えない。想像するのが苦手と言っていたので、初めから考える事をしませんでした^_^;
これでは学年が上がっていくにつれますます想像する力が薄れていってしまう!と思い一緒に考えることに♪挿絵があったのでそれをヒントに考えていくと
「小人に歌っている子守歌かな?」
とやっと意見が(^ν^)
じゃあその小人に歌っているように弾いてみようよ♪と弾くと…ぜーんぜん違う!ただ『弱い音』ではなく柔らかさがあり音楽が流れている曲になりました。
学年が上がるにつれ恥ずかしさや照れが出てくる生徒さんもいると思います。男の子なら尚更かな?T君みたいに想像して言葉にする事は苦手でも、想像力は必ずありそれを音で表現する力は誰にだってあると思います。その事を小さなうちから指導していき音楽の表現の幅を増やしていきたいですね(*^^*)