2015.09.27
今日山形県少年少女ピアノコンクールの予選会が響きホールで開催されました。
初めてのコンクール出場のA君。練習から細かなパッセージ、テンポ、ブレスに苦労しました。譜読みが早い分始めは一つ一つの音が雑になりがちでしたが、「10回連続成功するまで練習だよ」など部分練習の大切さを根気強く教えそれが目(耳)に見えてわかるようになってきました。が、どうしても16分音符(♬)の粒がそろわない…。最後の最後まで苦労した16分音符でしたが今日はすごくキレイだった!練習の成果が見事本番で発揮され感動でした!
ブルグミュラーを演奏したKちゃん。5月のコンクールでは賞を逃したのでリベンジ!Kちゃんは普段自ら練習に取り組み誰もが認める努力家です。Kちゃんは脱力とバランスが課題でした。手首や腕の脱力はしているのに音の響きが薄い…それが今回“脱力しているつもり”に気付き徹底的に練習しました。それと補助ペダルを使用しペダルにも挑戦。手が小さい為オクターブが届かない…それをペダルでカバーしたのでタイミング難しかったね>_<他の方々のレベルが高い中Kちゃん見事に賞を取り素晴らしかったです!
もう1人のKちゃんはバランスと強弱にこだわり練習。強く弾く所をドンドン!と叩いて弾いてはダメ、しかしフォルテ(強く)なのでどんな音をだせばいいのか自分で考えて弾きました。“自分の音を聴いて考える”を徹底し音への研究にこだわった数ヶ月。見事審査員の心に響きましたね♪
最優秀賞、優秀賞、努力賞をそれぞれ頂き、2名が一ヶ月後に行われる本選へ進みます。よし!本選でも自分の納得行く演奏をするぞ!
コンクールは発表会と違い、審査員が点数をつけ順位がつきます。結果は数字で表れますが、努力は数字で表れません。それがコンクール。しかしお家の方、先生はその努力を知っていて誰よりもその努力を認めています。なので賞をもらえなかった、納得いかなかった生徒さんは残念、悔しい気持ちを「次に繋げる心」に切り替える!
これらをコンクールに出る生徒さんやお家の方にお話ししてからコンクール出場をオススメしています。