2014.08.23
今日脳科学が特集されたある雑誌を読みました。そこには脳の発達とピアノの練習の関係が細かく記されていて、指導者として親としてとても興味深い内容‼
ピアノ演奏以外にも、幼少期の練習の恩恵は生涯にわたって受けられる、そしてたとえ途中で習う事を辞めたとしても大人になっても保持され、やめた年齢が遅ければ遅いほど大人になってからの脳機能が高いことが明らかになった、ということでした。
ただ、年齢において身体の発達が違うためそれを正しく理解し指導していかなければと感じました。例えば、年齢が低く手の小さな子が有名な難易度の高い曲を弾きたいと言ったとしたら…この年齢でこの曲を弾けるなんてすごい!と評価されるかもしれませんが、オクターブや細かなパッセージがイマイチ…。それは筋肉が十分に発達していなく、発育に反してるため。小2の生徒さんで、発表会エリーゼのためにを弾きたいという子がいます。身長は低くく手が小さめ。悩みましたが…来年にとっておこう!と答えを出し他の曲を練習中♪
コンクール、発表会などで曲を生徒さんに与える時は注意して選曲しなければならない点ですね!
聴覚についても記されていました。この部分を読んでいて「絶対音感はやっぱり必要だったんだ」と確信しました。→聴覚能力の臨界期は7歳くらい。この時期までに耳を育む訓練を始めると、細かいピッチやリズムの違いを聴き分け、和声の違いを感じとったりといった能力が大きく育まれる。さらに、題名に書いた内容の事が記されてありました。
でもこういったピアノ効果はしっかりと発達段階を知って指導していかなければ意味がないと大いに感じました。指導者としてピアノに向かって何時間練習するだけではなく、色々な本を読んだり自然に触れイメージを膨らませたり…と様々な方向から勉強していかなくてはなりませんね(o^^o)
この雑誌気になる方はレッスン室に置いておくのでどうぞ読んで下さい♪