2018.04.21
今日はすごく天気が良くてポカポカ陽気を通り越し暑いくらいですね!
昨日、今日と授業参観の学校が多かったのでレッスン変更がたくさん!レッスン時間の調整は慎重に、不備がない様念入りにします。
小5になったYちゃん、4年生からスクールバンドクラブに入り家でのピアノの練習時間が中々取れなく伸び悩んでいた所、発表会前に
「辞めさせてもらいたい」
とお母さんからお話がありました。
小学校高学年になると色々な活動が出てきますよね。その上ピアノのレベルも上がり練習も思うように進まない、そんな状況から一度ピアノの継続を考える機会がどの家庭も少なからずあるかと思います。
次のレッスンでYちゃんからさりげなくお話を聞いた所
・ピアノを弾くのは好き
・でも練習時間が今まで通り取れないかも
・友達とも遊びたい
・レベルが上がってきてついていけるか不安
ということでした。
そこで私は
「少しでもピアノを続けたいという気持ちがあるなら自分で限界を決めず、少し先延ばしにしてみたら?辞めるのはいつだって出来るから☆」
と前向きにお話しをしたらYちゃんの顔が晴れ晴れとしてきて、今後の進め方のお話もしました。お家の方もいつもYちゃんの応援をしてくれるのでピアノ継続を賛成してくれました(^^)
ピアノの技術は大人になってから役に立つ事はないかもしれません。ただ!Yちゃんを引き止めた理由は、もし今後何かにつまずいた時は自分で前に進む方法、違う視野を広げる方法など心の底にある力を鍛え壁を乗り越える力を身に付けてほしかったからです。今回Yちゃんにとってはただの辞めるか辞めないかの選択だったかもしれませんが、大きな経験として心の奥に刻まれ、乗り越える力が知らずと身についていくと思います。
有名大学に入ったほとんどの人はピアノを長年習っていた、というテレビやデータを見ると『ピアノは脳に良い』と1番に謳われていますが、ピアノを通して本当に鍛えられるのはYちゃんの様な精神力だと私は思います。もちろん頭が良くなる、IQが高くなるといったデータもありますが、数字に表れない目には見えない精神力の成長の影響が大きいのでは?これから大きくなって自立していく子どもたちに本当に必要な力だと思います!