2016.09.29
最近続々と生徒さんが5線譜の譜読みに入りました(^^)
使用している導入教材は2巻まであり、それを修了しますと本格的な譜読みに入ります♩
この導入教材を使って譜読みに入られる生徒さんは譜読みが得意!と感じています。新しい教材は、初めに4小節からなる大譜表(ト音記号とヘ音記号が同時に)の短かい曲が出てくるのですが頭や指が混乱することなく譜読みが出来ます。
それは『図形認識(見た目による区別)』『音の並び』『音の高低』などいくつかの要素が理解出来るように導入教材で行ってきたからです☆
そして指番号もバッチリ!色々なたくさんの情報を一瞬で読み取りそれをピアノの音で表す。これは小さなお子さんの場合鍛えないと混乱が生ずると思います。
譜読みが得意になるとどんどん進みます☆そして自分で譜読みして弾けるので何より楽しい!ピアノの自立に繋がります(*^_^*)
小2のNちゃんのお話しなんですが、少しレベルアップした2巻(導入教材ではない)に移り少し停滞気味でした。お家での練習はお母さんが付き添われて取り組んでいるのは知っていて
「この曲は〜」
と毎回お母さんがお話ししてくれました。
そんなある日
「自分から全く練習しない」
とご相談を受けました。詳しい話を聞くと
「私が音を教えて弾くんだけど、わからなかったり上手く弾かないとどうしてわからないの?と怒ってしまって…」
という事でした。
Nちゃんには毎回口をすっぱく
「間違う前に楽譜を見ながら弾いてごらん」
と言っているのですが中々見ながら弾けませんでした。私は「原因はこれだ!」とすぐに思い
「譜読みの力は付いているから1人で練習してきてみて(^^)もしわからなかったらこの次レッスンの時に聞けばいいから」
とNちゃんとお母さんにお伝えしました。
Nちゃんではなくお母さんが譜読みをしてあげていたんですね。
そうして1週間後のレッスン…
4段の曲をミスなく丁寧に弾けていました!
ぜーんぜん違う!しかも楽譜から目を離さない!強弱もつけれる!
『自分で譜読みができる』
ということはこんなに違うんだと改めて実感しました。
それと同時に導入期の指導法の大切さも改めて実感でき、わからない、できない原因を探る事が大切ですね。