2025.04.14
さいたま市岩槻のピアノ教室
音楽教室ポコ・ア・ポコです。
この春から入会される小学生の生徒さんが
体験レッスンのときに
ジョン・ケージの「4分33秒」のことをお話してくれました。
よく知ってるね~!(≧▽≦)
と驚いたのですが、
ちょうど先日、日経新聞で
ケージの「龍安寺」が紹介されていました。
この作品はいわゆる五線譜ではなく
図形楽譜で記されています。
図形楽譜は音楽イメージが表現されているため、
五線譜のように音の高さやリズムが明記されません。
じゃぁどうやって演奏するの?
となるわけですが、もし、子どもたちに説明するならば、
演奏する人は、作曲家が何を表現したかったかをたくさん考えて
自分なりに答えを出して演奏するんだよ
といった具合でしょうか。
演奏家の解釈は、ひとりひとり違いますし、
聴衆は、その時に偶然発生した音楽を聴くことになります。
究極に自由である音楽作品は
演奏する人も聴く人も
自分ですべてを決めることが求められる・・・
そのように感じます。
ケージの作品を
よくわからないと感じる人もいるでしょうし、
わからないことが面白いと感じる人もいるでしょう。
人間は正解があることに安心することもありますし、
正解に縛られることから離れたくなることもあります。
ちなみに、ケージはキノコ研究家でもありました🍄
いろいろな顔を持つ作曲家です。
レッスンプログラムの詳細は新しいホームページでご紹介中♪