2025.03.19
さいたま市岩槻のピアノ教室
音楽教室ポコ・ア・ポコです。
今日はピアノのレッスン風景のご紹介です。
イ短調の作品に取り組まれている生徒さん。
ピアノアドベンチャーという教材から
2曲を宿題にすることにしました。
まず、どんな作品なのかをざっと調べていきます。
1曲目は、ロシアの作曲チャイコフスキーの『スラブ行進曲』。
もともとオーケストラの作品です。
冒頭部分がピアノ練習用にアレンジされています。
これがですね・・・めちゃめちゃ重たくて、すんごく暗い・・・。
メロディは、セルビア民謡『太陽は明るく輝かず』が使われ
太陽が輝かない、絶望的な状況なのです・・・。
ちなみに、スラブ行進曲の冒頭が重々しく始まるのは
歴史的な理由があります。
2曲目は、『スペインのフェスティバル』。
こちらはピアノアドベンチャーを執筆している
ナンシー・フェイバーさんのオリジナル曲です。
ハバネラのリズム「ターンタタンタン」(これで伝わるのかな?)
が応用されています。
ハバネラは、ビゼーの『カルメン』などで有名な舞曲(形式)ですが、
もともとキューバの民俗舞曲で、スペインに輸入されて大ヒットしました。
舞曲なので、スラブ行進曲と違って、躍動感があり、とても情熱的。
生徒さんの反応は 「え?! 同じイ短調なの?」
同じ調性(イ短調)が使われていても、
国や地域が変わると、リズムやテンポも変わり、
さらに歴史的な背景までが入り込んでくると
もう別世界になってしまうのですよね。
音楽のとても面白いところだと思います(#^^#)
4月からのレッスンプログラムは新しいホームページでご紹介中♪