2015.12.12
それぞれのレベルに合った『ジングルベル』
こんばんは。
川越市ピアノ教室フルールのちかざわちずこです。
先日、楽譜作成ソフトで作った『ジングルベル』の楽譜です。
右手の旋律のみ、しかもリズムも最低限のことしか書かれていません。
この楽譜を年中さんから中学生まで、全く同じものを渡しています。
じゃあ、みんな同じように弾くのか?
そんな訳はありませんよ~~~~
年中さんの生徒さんも、この楽譜を見てすらすら右手で弾けました。
「これに左手も入れてみる?」
と尋ねると、うれしそうに
「うん!」
と答えてくれたので、
「ここは、ひくいドがいいよ~、がくふに書けるかな?」
と、自分でヘ音記号の部分に音を書き込んでもらいました。
年中さんには、『ヘ音記号の音符を自分で書く→両手で弾く』のが課題になりました。
小学生中学年からは、メロディのリズムを変化させて
書き直したり、自分でコードを付けることに挑戦です。
これまでレッスンの中でコードに少しずつ触れているので
実践として曲へのコード付けです。
最初は「え~~」と戸惑い気味の生徒さんも
コツを教えてあげると、スイスイと
しっかり自分でコードを付けていけました。
だけど、この部分、このままいくと
Dm??
う~~~ん、悪くはないけど、なんだか物足りない?
そこで、「ここはとっておきのコードなんだよ~~~」と
ハ長調にはない、コードの登場です。
「ここを、こうするとどう?」
と、レ ♯ファ ラのDのコードを弾いてあげると、
みんな、目がきら~~~んと輝きます^^
ダイアトニックにはないコードとの出会いです。
普通の楽譜で♯が出てくると、
「なんかめんどくさ~い」
という気分になりますが、
自分でコードをつけていくと、まるで宝物を見つけたような
新鮮な響きに感じられるようです。
何度もDのコードを弾いて、味わってくれます。
コードが最後までつけられたら、今度は伴奏の形にアレンジです。
これも、学年・ピアノ歴に合った
『自分だけのアレンジ』を考えていきます。
中学生にも同じ楽譜を渡しましたが、すごいですよ!
コードが付けられると『ストライド奏法』は飛び出すは(『エンターテイナー』の伴奏の弾き方)
バラード調にアルペジオで弾いてみたりと、どんどん自分達で
アレンジをして弾いています。
なので、更に右手にもコード音をつけて
ボリュームを足していくなどの方法もレッスンして
どんどん進化していきました。
年中さんから中学生まで同じ楽譜を使いながら
それぞれの成長に合った、全く違う
『ジングルベル』に成長していっています。
自分だけの『オリジナル・ジングルベル』を
完成させるのも宿題ですよ♪
みんなのジングルベル、楽しみですね~~~~♪