2016.04.11
フルートとハープのコンサート「はる の こえ ~音で描く、花鳥風月~」が行われました。写真は、フルートの中瀬香寿子さん、作曲家の二宮玲子さん、ハープの堀米 綾さんです。
音楽堂に、ハープの奏者さんがいらっしゃるのは初めてのこと。ハープを演奏する手を、間近に見られました。
プログラムのどの曲も、それぞれとても素晴らしかったです。少し挙げますと
モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲より 第2楽章・・・あまりにも有名でよく知られている曲でありますが、ハープの細かなアルペジオと、フルートの美しい旋律が一緒になったとき、あぁやっぱり、モーツァルトって凄いな、と、改めて思いました。
二宮玲子さん作曲の「月光天女」と「暁天女」・・・ハープのチューニングをしている間に、作曲した二宮さんがステージに出てきて、曲の解説をしてくださいました。
どちらの曲も、インド古謡によって作られており、「月光天女」では、ハープの「ドレミファソラシド」の「シ」の音程をぐぐっと上げてチューニングすることによって、シとドの音程の幅が近くなり、怪しいうねりが生じるという演奏の効果が語られました。なんと興味深い!!
「暁天女」は、今日のコンサートのために作曲され、初演でありました。
なんとも贅沢な時間でありました。
奏者の堀米さん、中瀬さんからは、音楽堂で演奏した感想として、
客席が近いのだが、とても集中して弾けた。
表現を、音楽堂の響きが助けてくれるように感じ、力をぬいて演奏できた。と、
また、二宮さんからは、
ここで練習したら、楽器が上手くなるわね。と、
それぞれ言っていただけました。大変、光栄なことです。
どうぞ、またのお越しを、心よりお待ちしております。