2017.03.06
心配されていた天気が回復し,3月4日の夕刻より,星空観望会と,ミニコンサートが予定通り行われました。
ご来場のお客様には先に,クラリネット・内田有一,ピアノ・内田悦子による,ミニコンサートをお聴きいただいて,
すっかり夜空が暗くなってから,音楽堂の庭に移動して星空観望をお楽しみいただく・・という趣向です。
写真はコンサート直前の黄昏時の音楽堂です。すでに天体望遠鏡が庭に設置されています。
今日の観望ポイントは,すばる(プレアデス星団)と半月の欠け際の迫力あるクレーター。
東葛星見隊の岸野正栄さんは,千葉県我孫子市を中心に,天体観測ファンだけでなく広く市民や子どもたちに,ご自身所有のすばらしい性能の天体望遠鏡を覗かせてくださる活動をされている稀有な方で,私は息子とともに,何度もすばらしい星空をみせていただいておりました。
大島記念音楽堂の庭はとても暗いので,肉眼でも信じられないほどたくさんの星が眺められる・・・ここに岸野さんが来てくださればいいのに・・・と私は思いました。でも,海老名と我孫子は遠いし・・・とお声掛けをできないでおりました。しかし,音楽堂でのコンサートと星見隊による星空観望がドッキングする企画ができたら,と思い切ってお誘いしてみたら,岸野さんは
「そんな素敵な話があるなんて!」と乗ってきてくださって,このように実現の運びとなりました。
岸野さん,本当にありがとうございました!
また,岸野さんとご一緒に高性能な天体望遠鏡を設置,星や月について参加者に詳しくご説明を下さった米山誠一さん。天文雑誌への寄稿も数多く,惑星といえば「よねやん」とその筋では知らぬもののない方だそうです。
岸野さんと米山さんは,観望会後半にに雲が多くなって観望がむずかしくなってきても,チャンスを見ては雲のない方角に何度も望遠鏡を向けなおし,参加者に見せてくださいました。
コンサートと夜空観望という夢のある企画を実現させてくださった岸野さん,米山さん,そしてご来場くださった皆様,ほんとうにありがとうございました。
みなさんと共有した時間は,ずっと心に残り,夜空を見上げるたびに思い出されることでしょう。